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eCAADe 2026 に出席しました

投稿|2026年09月29日  更新|


eCAADe 2026(9/9~11)に出席しました. ドイツにあるリューベックという都市で開催されました. 「ハンザの女王」と呼ばれるほど,交易で栄えた都市のようで, 中世の面影を残す美しい街並みが広がっていました.

リューベックの街並み



ホルステン門.リューベックの代名詞.



街の散策もほどほどに,学会での経験自体がとても充実したものになったと思います. 2本の発表を行ったので,準備がとても大変でしたが, 非常に温かい雰囲気の学会で,質問もたくさんしてもらえましたし, それがきっかけで,海外の研究者とコミュニケーションを取ることができました. 研究室をこの春に卒業した学生も,仕事が忙しいなか入念に準備をしてくれて, 発表,質疑応答が芯を喰ったものになっていて,非常に頼もしく感じました. 鹿島建設在籍時代にお世話になっていた先輩や,その恩師の先生とも出会えて, 国内外に知り合いを作れたことは,これからの財産になったと思います.

発表の様子


eCAADe は,建築教育とコンピュテーショナルデザインに関する国際的な学会であり, 毎年ヨーロッパの異なる都市で開催されています. 今回はじめて参加したのですが,とても刺激的な経験となりました. 一番驚いたのは,コンピューテーショナルな技術に関する実験,検証にとどまらず, それが実際の建築設計や施工に活かされていたり,もしくは,それらに役立つツールとして開発されていた点です. 実践的な応用が重視する姿勢には,わたしも学ぶべき点が多かったように感じています.

加えて印象的だったのは,建築分野に対するAI技術やLLMの応用が盛んであったにも関わらず, プレゼン資料は基本的に自分たちの手で作成されていた点です. 個人的な印象ですが,LLMまかせに作ったコンテンツは, 読んだり,聴講したりするうえで,印象に残らないまま流れていってしまいがちな感じがしています. そんななかで,eCAADe の参加者の多くと,発表資料を手作りしたときの”切欠”のようなものを大事にする意識を共有できたような気がして,勝手に嬉しくなりました.

日本からの参加者は,それほど多くはありませんでしたが, これから実績を作ろうという学生には,特におすすめできる学会です. アブストラクト審査と本文審査の二段構えの査読付きの学会で, 採択率は30%強ですが,アブストラクト審査を頑張れば,なんとかなりやすい印象を持ちました. 会期が決まっているので,採否が早めに分かるのも助かります.

わたしも,次回の参加に向けて準備を頑張ります. 複数いっぺんに投稿するのはしんどいので,1本にしようかな.

田端祥太
e-mail: tbtgoat.contact[at]gmail.com